スペシャルティコーヒー

世界を沸かす夜が東京へ——The Barista League 2025 Asia – Tokyoが下北沢に上陸

コーヒーの限界を超える一夜が、ついにアジアの扉を開く。2025年6月12日(木)、下北沢にて世界で最も“予測不能”なコーヒーイベント『The Barista League』が初開催される。この夜、クラシックと革新がぶつかり合い、感性と技術が火花を散らす——。熱狂と創造に酔いしれる準備はできているだろうか?

バリスタたちの祭典、ついに東京に降臨


スウェーデン発祥の『The Barista League』は、従来の競技会とは一線を画す“型破り”なバリスタコンペティション。単なる技術の競い合いではなく、想像力・チームワーク・五感のすべてが試される。

東京・下北沢「Adrift」を舞台に、アジアから選ばれたトップ10チーム(2人1組)が激突。チケットは3,264円、入場時には別途ドリンクチケット(600円)が必要。詳細は公式サイトにて確認を

なお、2025年のアジア開催はこの東京公演のみの予定。まさに一夜限りの貴重な機会となる。

フレンチプレスが主役になる夜


今回、イベントごとに異なる抽出器具として採用されたのは、ボダムの「フレンチプレス」。
シンプルな構造ながらコーヒー本来のオイルや風味までも余さず抽出できる、洗練されたクラシック。

この名器を使い、審査課題のひとつ「ドリンクチャレンジ」では6種のドリンク(ミステリーオーダー含む)を15分内で提供。創造性と時間感覚、さらには器具への理解が勝負を左右する。

世界とつながる“勝者の報酬”


コンペティションの勝者には“極秘のコーヒー産地への旅”という、一生に一度の報酬が待つ。これは単なる観光ではない。世界のバリスタたちと語り合い、触れ、学び合う“コーヒーの旅”そのものだ。

これまでの歴代チャンピオンたちは、ブラジルやエチオピアなど世界有数の産地を訪れ、現地の生産者とも深く交流。知識だけでなく感性さえも磨かれる“人生が変わる旅”と称されてきた。

登壇者は初心者から業界の名手まで垣根なく、プロからアマチュアまで扉を開くインクルーシブな空間。誰にでも優勝のチャンスがあるからこそ、物語もまた唯一無二。

下北沢 “Adrift”とコーヒー文化の交差点


開催地となる「Adrift」は、下北沢の自由な文化と多様性を象徴するイベントスペース。カルチャーと人が自然と交差するこの地で、バリスタたちが放つ熱気が混ざり合う夜は、まさに都市の新たな呼吸を感じさせるだろう。

イベントの開催情報は以下の通り:

匠が審査する、美しい混沌の舞台

審査員には、国内外で数々の称号を持つバリスタたちが集結。
その顔ぶれはこうだ:

審査員・ゲスト一覧


MIKI SUZUKI(Brewpeace Inc.)
ジャパンバリスタチャンピオン最多3度、WBC準優勝。女性初の世界大会決勝常連という快挙を持つ業界の象徴。


YASUO ISHII(Leaves Coffee Roasters)
元プロボクサーという異色の経歴から焙煎家へ。2024年度のブリュワーズカップでも注目される存在。

TAKA ISHITANI
JBC三度の優勝者であり、2024年WBC世界3位。卓越したセンスと一貫した高パフォーマンスで名を轟かせる。

SHINSAKU “”SAMURAI SHIN”” FUKAYAMA
世界を舞台に活躍するラテアートチャンピオン。St.Aliアンバサダー、Samurai Dream代表としても知られる。

DAIKI HATAKEYAMA(Bespoke Coffee Roasters)
世界ブリューワーズ2位、日本の抽出競技を牽引する理論派バリスタ。

MC:HIDE IZAKI(BrewPeace Inc.)
アジア初のWBCチャンピオン。現在はSCA/SCAJ理事も務め、教育・商品開発・コンサル分野で影響力を発揮。

TOSHIKAZU MUROMOTO(Standart Magazine)
Standart Japanの編集長。雑誌とショップの両輪を通じてコーヒーカルチャーを発信し続けている。

来場者も主役になれる“バリスタ・ヴィレッジ”の愉悦


コンペティションだけじゃない。このイベントの真価は、観客をも巻き込む「参加体験型」の設計にある。

注目のアクティビティ

  • Roasters Village(ロースターズビレッジ)
    Supreme、SOL’s、ULT、Kariomons、Allpress など、アジアを代表するロースターたちが多数出店。ここでしか味わえない限定ブレンドに出会えるかもしれない。

  • The Barista League Café
    競技者がブリューしたドリンクを来場者に提供。フラットホワイト、フィルター、エスプレッソなどの様々なスタイルで楽しめる。

  • ブリューバー
    ステージの熱気をそのまま味に転化する、ロースター直営のバースタンド。使用豆や焙煎について直接会話も可能。

  • ゲームと体験ブース
    PUQpress、Rancilio、Standartなどパートナー企業の協力によるインタラクティブなコンテンツが目白押し。五感で楽しむブースも盛り上がり必至。

コーヒーを“観る”ではなく“体験する”。そんな夜になること間違いなしだ。

BODUMというブランドが拡げる、コーヒーのもうひとつの表情


今回のオフィシャルパートナーである「ボダム」は、デンマーク発のキッチンウェアブランド。サスティナブルかつタイムレスな製品群は、「毎日をちょっと豊かにする」ことを地道にアップデートしてくれる存在だ。

「MAKE TASTE NOT WASTE®」という哲学を掲げ、魅せる道具としてのフレンチプレスを通じて、新たなコーヒー体験を提案し続けている。

また、会場でもBODUM製品の使用感を実際に体験できるチャンスが用意されている。バリスタとともに、道具の魅力に触れる夜となる。

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コーヒーの衝動に、もう抗えない

コーヒーがただの飲み物では終わらない世界が、ここにある。
遊び、研ぎ澄まし、競い合い、讃え合う——そのすべてが混ざり合う一夜が、下北沢にやってくる。

“コーヒー好き”という言葉すら置き去りにする熱量と余韻。
6月12日、その場にいることに意味がある。困難を楽しむバリスタたちに、きっと心が奪われる。コーヒーの未来は、きっとここから始まる。

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