抹茶・日本茶

燻された日本茶、KUNteaが再定義する“飲むひととき”

コーヒーでもない、アルコールでもない。でも、こんなに満たされる。京都・宇治田原の老舗茶舗が今提案するのは、日本茶に燻製香を纏わせた全く新しいドリンク〈KUNtea〉。6月2日にリニューアルされたこのブランド、その香りと余韻が、いま感度の高い人たちの間で静かに広がっている。

“燻す”という、日本茶の革新


KUNteaが面白いのはその製法。昭和元年創業の宇治田原製茶場が、自社茶葉の個性ごとに異なる燻製香を掛け合わせた独自ブレンドを展開。茶葉の旨みと色をそのままに、香りだけを煙が包むという緻密さが光る。

燻製にはサクラやウイスキーオーク、ヒッコリーが登場。素材に異なるストーリーを与えながら、古くて新しい魅力が顔を出す。

コーヒーでもアルコールでもない選択肢


日常の気分転換や夜のリラックスタイム。KUNteaは、そんな“ちょうどいい間”にフィットする。特に注目されているのは「ソバーキュリアス」なライフスタイルとの親和性。

口当たりはまろやかで奥行きのある味わい。飲み疲れず、でも満ち足りる。これは単なる“代替え飲料”ではなく、新しいカテゴリーそのものかもしれない。

シーンごとに選べる4つの個性


KUNteaは現在、4つの味わいをラインナップ。それぞれティーバッグ仕様で、ストレートもアレンジも自在。燻茶ヒッコリー×ミルクでカフェオレ風、燻茶サクラ×ドライフルーツで夜の会話のお供に。

豊かな風味があるからこそ、常温でも、冷やしてでも、料理に寄り添う余白を持っている。これまでお茶と食を合わせづらかった人にも、新たなフィット感が体験できる。

ギフトやトライアルセットも魅力


初めての人には、4種を1つずつ詰めたトライアル(864円)も。ギフトBOX(2,160円)は感性を贈るアイテムとしてもぴったりだ。

京都・宇治田原という土地の余韻


宇治田原町は「日本緑茶発祥の地」として知られ、古くから茶文化の中心地。KUNteaの繊細さや挑戦には、そんな長い歴史と土地の気質が香っている。

職人たちが積み重ねた技と、未来に向けた小さな離脱。その間に生まれたKUNteaは、まさに“土地の意志を継いだ実験”とも言える。

ノンアルでも深く愉しむために


近年、アルコールを意識して避ける動きが広がる中で、KUNteaのような“香りで耽る”カテゴリは注目度が高い。炭酸で割ってノンアルハイボール風にするなど遊び方も自由。

燻製というアクセントがあるからこそ、リラックスながらも“感性を開く”ような時間が得られる。ノンアルが“我慢”ではなく、“選ぶ愉しみ”になる瞬間だ。

新しいお茶の宇宙をひらくなら


移ろう香り、染みいる味わい、ちょっと不思議な余韻。そのすべてを纏ったKUNteaには、まだ誰も知らないお茶の未来が詰まっている。肩肘張らずに一杯淹れてみてほしい。眠っていた五感が、きっと静かに目を覚ますはず。

この記事を書いた人

J.S.A Wine Expert / Sake Diploma。酒の香りにとことん弱い。都市とローカルを往復しながら、その土地の一杯に耳をすませている。これまでに開催したワイン会・日本酒会では、のべ5000人以上に酒を注いできた。抹茶の世界にも、静かに足を踏み入れはじめたところ。飲んだ先に広がる世界を求めて、今日も一杯、のち一文。

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