コーヒーを“食べる”楽しさへ
2025年5月21日から6日間、大丸札幌店で開催される『Coffee Pairing Festival 2025 in Sapporo』は、ただの試飲イベントではない。スペシャルティコーヒーとスイーツの“ペアリング”を主役に据えた、味覚の掛け算を体験できる食のフェスだ。
東京・神戸に続き、第3弾として初の北海道開催。会場には過去最多となる28店が集い、コーヒーとスイーツが織りなす新しい味の地図が広がる。
タグで導く、味覚の冒険
会場では、「柑橘系」「ナッツ系」「フローラル系」など6種の味わいタグを頼りに、来場者が自らの感覚で相性の良い組み合わせを発見できる。
たとえば、PHILOCOFFEAの「コロンビア・ゲイシャ」と、ORITSURUの「洋梨とジャスミンの羊羹」。上品なフローラルが洋梨の瑞々しさを引き立て、余韻には静かな甘みが残る——そんな繊細なペアリングが、ここにはある。
もうひとつの注目ペアリングは、FUKUSUKE COFFEEの「エルサルバドル・Pacamara COE#9」と、Bon Vivantの「シュトーレンショコラ」。カカオとスパイスがきいたシュトーレンの深みに、コーヒーの酸味とフローラルが重なって複雑なハーモニーを奏でる。
国内外から集結、コーヒーとスイーツの精鋭たち
スペシャルティコーヒー13店、スイーツ12店、グッズブランド3店が一堂に会す。海外勢や北海道初出店のロースターも名を連ねるラインナップは、コーヒー好き・スイーツ好きどちらの心も掴むこと間違いなし。
注目はラオスやオーストラリアのロースターに加え、札幌発の人気カフェ、そして下川町の卵農場まで。北海道という地の利を生かした多彩な出店者が揃う。
世界レベルのワークショップも開催
会期中は、和菓子とコーヒーの相性を探るペアリング講座や、世界バリスタ準優勝者・鈴木樹氏によるフードペアリングのセッションなど、プロフェッショナルによるワークショップも目白押し。
実際に五感で味わいながら、知識と感動のどちらも持ち帰れる“学びの時間”がここにある。
会場限定の体験&キャンペーン
来場者には、ミニスイーツとコーヒーが楽しめる「ペアリングチケット」や、限定ロゴ入りミニマグなど、フェス気分を盛り上げるアイテムも用意。
さらに、SNSでお気に入りのペアリング体験をシェアすると、限定ドリップバッグセットが抽選で当たるキャンペーンも実施される。
スペシャルティコーヒーとペアリングの未来
スペシャルティーコーヒーは、その豊かな風味とバラエティーに富んだ味わいが特徴だ。ワインペアリングと同じように、それぞれの特徴に合わせたペアリングはコーヒーの体験を一歩引き上げてくれそうだ。
コーヒーの香味だけでなく、スイーツとの調和、感情とのリンク、そして文化的文脈を含めた新たな表現手法としての可能性が見えてくる。
札幌だからこそ生まれる美味しい体験
言わずと知れたスイーツの宝庫、北海道。その豊かな地の恵みと、多様なロースターがもたらす味わいの組み合わせは、まさに味覚の旅。土地性と素材に恵まれた札幌というロケーションが、コーヒーペアリングという文化にさらに深みを与えている。
このイベントは、日常の飲食体験を拡張するきっかけとなる、新たな味覚の出会いの場となりそうだ。
開催概要
- イベント名:Coffee Pairing Festival 2025 in Sapporo
- 日時:2025年5月21日(水)〜5月26日(月) 10:00〜19:00(最終日は18:00まで)
- 会場:大丸札幌店 7階催事場(北海道札幌市中央区北5条西4-7)
- 主催:大丸札幌店
- 企画・プロデュース:CafeSnap(http://cafesnap.me)
- イベントHP:https://www.daimaru.co.jp/sapporo/coffeepairingfestival/