スペシャルティコーヒーは敷居が高い? そんな先入観を心地よく裏切ってくれるのが「INIC × TRUNK COFFEE」のコラボレーション。バリスタの頂点を極めた男が、パウダーという形に詰め込んだのは、“手軽さと、とびきりの風味”だった。これは、コーヒー好きもそうでない人も、ちょっと試してみたくなる。
世界基準の味わいを、名古屋から届ける
INIC coffeeとコラボして生まれた「TRUNK POWDER COFFEE」は、世界で腕を磨いたバリスタ・鈴木康夫が率いる名古屋発のロースタリー「TRUNK COFFEE」からの新しい挑戦だ。
スペシャルティコーヒーの香味を、パウダーでどれだけ伝えられるか──。浅煎りならではの酸味、エチオピア豆の果実感、そして華やかに広がるアロマは、自宅や職場でもまるで店内の一杯のように引き立つ。
「誰でも飲める」が「誰もが感動する」に変わる瞬間
「いつもの淹れ方で、いつも以上の味」。それがこの商品が持つ意味だという鈴木康夫。ミルやドリッパーがない人でも、TRUNK COFFEEの味わいを十分に堪能できる。
逆にコーヒー通にとっては、旅先や仕事中、いわば“コーヒー難民”状態のときでも、いつもの味が手元にあるという安心。どちらにとっても、コーヒーの世界をグッと近づけてくれるツールになっている。
コーヒーパウダーの中にある、確かな技術
「インスタントじゃない」という確固たる信念に基づいて、素材と焙煎、そして加工方法にこだわり抜いた。TRUNK POWDER COFFEEのパウダーは驚くほど繊細で、クリーンな飲み口とシトラスのような余韻が特徴だ。
中でも特筆すべきは「ストロベリーナチュラル」。発酵段階で果実を融合させた“インフューズドコーヒー”というアプローチで、ジャムのような香りと豊かな酸味が印象的。
インフューズドコーヒーとは
インフューズドコーヒーとは、コーヒー豆の加工過程、特に発酵工程に果実やスパイスなどの天然素材を加えることで、独特の風味を引き出す革新的なスタイル。TRUNK COFFEEでは、その代表格として「ストロベリーナチュラル」が店頭にも登場している。
フェアな美味しさを育む、街と農園の間で
良いカフェが良い街を作る──。鈴木の言葉は、コーヒーを単なる飲料以上の存在にしている。ヨーロッパで培ったカフェ文化からヒントを得て、TRUNK COFFEEの空間も人の交流を前提としたバーのような対話型のカウンターを備える。
街に丁寧なコーヒー文化を根づかせることができれば、結果的に生産者のもとへもフェアな還元が回っていく。コーヒーが“つなぐ”役割を果たすために、味と場の両方に真剣だ。
味の個性を楽しむ、選べるラインナップ
– アソート(3種×各1本)
– ストロベリーナチュラル(3本入)
– ブラジル(3本入)
– **エチオピア(3本入 or 6本入)***
どの商品も、果実のような名残り、まろやかなボディ感、すっきりした酸味が際立つ。一言で言えば“場面で選べるコーヒー”。ミルクチョコやいちごのスイーツなど、ペアリングの楽しさも無限大だ。
店舗で体験したくなる、TRUNK COFFEEの実力
– 高岳本店(名古屋市東区泉2-28-24)
– 月~木:9:30~21:00 / 金:~22:00 / 土:9:00~22:00 / 日祝:~19:00
– 店舗情報はこちら
- TRUNK COFFEE LAB 東別院(中区伊勢山1-2-2)
- よりディープな体験をしたい人に向けた新店(2022年グランドオープン)
中国・深圳にも展開するなど、ローカルに根ざしながら世界基準を忘れないのがTRUNKのポリシー。店内では、オリジナルで開発されたカラフルなドリッパー「ORIGAMI」での抽出体験もできる。
新しいコーヒーの扉を、今ここから開けてみる
コーヒーとは、味覚だけの体験ではない。INICとTRUNK COFFEEのこの協業は、「スペシャルティとは何か?」をラフに、けれど誠実に教えてくれる。目醒めるような香り、広がる果実味、それらがたった一杯にぎゅっと詰まっている。今、コーヒーとつながるきっかけが、ここに用意されている。