慌ただしい日常の一歩外で、時間がふわりと緩む「瞬間」を求めて。そんな、静かで、でも確かな豊かさを携えたお茶カフェが、千葉県流山市おおたかの森にオープンする。その名も「Matataki -瞬-」。Tea Sommelierが丁寧に提案するお茶とお菓子のペアリング。都会と自然のちょうどよい交点で、わたしたちはどんな“おいしい”に出会えるのだろうか。
都心と自然の交差点、流山おおたかの森という舞台
流山市おおたかの森は、子育て世代に支持され、全国の市町村で6年連続人口増加率1位を誇る注目のエリア。都心へのアクセスと、緑に囲まれた暮らしのバランスが絶妙だ。
その中心地である「おおたかの森」駅近くに、食と心の小さなアトリエのように「Matataki -瞬-」は佇む。カフェというより、ひとつの“解像度の高い体験”の場だ。
お茶時間の再発明──ペアリングという提案
「Matataki -瞬-」で体験できるのは、ただのお茶ではない。Tea Sommelierの資格を持つオーナー・平野ゆりえが、日本茶・紅茶・中国茶など厳選された茶葉に寄り添いながら、季節の素材で作った菓子とのペアリングを提案してくれる。
気分や気候、供される器や香りまで。五感すべてで味わう時間が、そこにある。
Tea Sommelierとは何者か
Tea Sommelier(ティーソムリエ)は、茶の知識に精通し、その提供と楽しみ方を提案する専門家のこと。英国のUK Tea Academyなどが認定するこの資格を持つことで、世界の茶文化を横断的に理解する視野が開ける。
飲み手の体調や気分、料理との相性に至るまで、細やかに届くその手腕は、まさに「お茶の翻訳者」と言えるだろう。
店舗情報とアクセスガイド
以下は「Matataki -瞬-」の基本情報。訪問の際の参考に。
- 店名:Matataki-瞬-
- 開店日:2025年6月2日(月)
- 住所:〒270-0128 千葉県流山市おおたかの森西1-9-4 espoir 2階F号室
- Instagram:@matataki.tea
- 営業情報:随時Instagramで発信予定
おおたかの森駅から徒歩圏内という立地の良さもまた、“ひと息つける”のにちょうどいい。
クラウドファンディングで共創する空間づくり
「Matataki -瞬-」は現在、店舗立ち上げと茶文化の情報発信の場を広げる目的でクラウドファンディングを実施中。実施期間は2025年6月15日(日)までとなっている。
ペアリング体験チケットや配送型ギフトなど、遠方の方にも“おいしい”を届けるリターンが揃っている。プロジェクト詳細はこちら。
店舗以外でも楽しめる展開予定
店舗運営に加え、季節やテーマに応じたワークショップの開催も計画中。お茶の抽出技法やペアリング体験など、より深く「お茶のある時間」を掘り下げられる機会が提供される。
また、マルシェ出店やお菓子販売など、地域とつながる動きにも注目だ。
今、この一杯と向き合う時間が贅沢になる
私たちは日々、“早く”“効率よく”に飲み込まれがちだ。でも、そんなときこそ「今しか味わえない一杯」が、感覚を研ぎ澄まし、日常を調律してくれるかもしれない。「Matataki -瞬-」で過ごすひとときは、まさにそんな、かすかだけど確かな灯火のような存在。カフェを訪れるたび、きっと新しい自分の味覚と出会える。