クリエイティブな香りのモクテルで過ごす、夜のひととき
2025年4月29日、大阪・天満にグランドオープンした「FabCafe Osaka(ファブカフェ オオサカ)」は、モクテル(ノンアルコールカクテル)を軸に、香りと情緒を味わう全く新しいドリンク体験を提案している。蒸留によって抽出された植物のエッセンスを使ったクラフトドリンクは、まさに“大人のための夜カフェ”にふさわしい一杯だ。
大阪の都市文化と自然を融合させた空間づくりも特徴的で、淀川の土を活用した壁材や、飛騨の広葉樹を使った家具により、都市の記憶と自然が交錯する場が演出されている。その中で提供されるモクテルは、味覚だけでなく視覚・嗅覚・触覚にも訴えかける、五感を刺激する体験として注目を集めている。
蒸留×ノンアル|夜にふさわしい“飲まない”ドリンク
FabCafe Osakaのモクテルは、「香りの抽出」に着目した蒸留ベースのドリンク。日本各地の植物を用い、夜のリラックスタイムに寄り添うラインアップを展開している。
Hida Soda(ヒダソーダ)
FabCafeの姉妹会社である「飛騨の森でクマは踊る」の森から届く季節の植物を蒸留し、炭酸で仕上げた一杯。黒文字、山椒、木肌といった香り高い素材が織りなす、爽やかで凛とした風味が特長だ。まるで森をグラスの中に閉じ込めたような、透明感のある余韻が心地よい。
Forest Soda(フォレストソーダ)
「日本草木研究所(@nihonkusaki_lab)」とのコラボドリンクで、2025年5月19日〜31日の期間限定提供。循環をテーマに設計された本品は、強くしなやかな植物の息吹を、香りと味わいで表現。イベント「crQlr Awards」の展示コンセプトとも連動し、感覚と思想が交差する一杯となっている。
ノンアルでも妥協しない人にこそ届けたい
「夜にカフェインを摂ると眠れなくなる」「でも、バーでノンアルはちょっとハードルが高い」。そんなジレンマを抱える人にとって、FabCafe Osakaは絶好の選択肢だ。21時まで営業し、ノンアル・アルコール双方に対応したラインナップを揃えることで、飲む人も飲まない人も、それぞれの“夜の一杯”をクリエイティブに楽しめる。
蒸留を軸にしたドリンクは、素材そのものの情緒や風土を表現し、感性に訴えかける体験を提供する。カフェの枠を超えた“感覚のラボ”として、今後ますます注目を集めそうだ。
店舗情報
- 店舗名:FabCafe Osaka(ファブカフェ オオサカ)
- 住所:大阪府大阪市北区天神橋2丁目2−4
- 営業時間:11:00〜21:00
- アクセス:
- JR東西線「大阪天満宮駅」徒歩5分
- Osaka Metro谷町線/堺筋線「南森町駅」徒歩5分
- 京阪本線「北浜駅」徒歩10分
- Webサイト:https://fabcafe.com/jp/osaka/
“ノンアルドリンク”がただの代替ではなく、五感と感情に働きかける創造的な体験になりつつあることを、FabCafe Osakaは鮮やかに証明している。蒸留技術と素材選びによって、味覚ではなく「感性で飲む」時代が来ているのかもしれない。