抹茶・日本茶

cafe侘び寂び-wabisabi- 東銀座築地に開業|温度・時間・体験で味わう新しい日本茶カフェ

お茶の奥深さに、ふれる場所


2025年4月、築地にグランドオープンした「cafe侘び寂び-wabisabi-」は、“お茶の理解度を上げる”というユニークなコンセプトを掲げた日本茶専門カフェ。

茶葉の種類だけでなく、温度・蒸らし時間・淹れ方によって変化する香味に注目し、来店者が自ら淹れるスタイルで日本茶の奥行きを体験できる。日々の忙しさをひととき忘れ、五感で味わう“静かな贅沢”を提供している。

注目メニュー:お茶とスイーツのペアリングセット


抹茶×チョコブラウニー、ほうじ茶×きなこポルボロンなど、絶妙に設計された茶と菓子の組み合わせが楽しめる「日本茶とスイーツのペアリングセット」(2,980円)。

苦味・甘味・香ばしさのバランスを見極めてペアリングされた一皿は、単なるドリンク&デザートではなく、食体験として記憶に残る完成度を誇る。

自ら点てる、抹茶のひととき


もう一つの目玉が「抹茶たて体験セット」(1,320円)。茶筅を使って自ら点てるスタイルは、抹茶を“飲む”から“整える”時間へと変える。

静かな店内で、手を動かしながらゆっくりと泡を立てていく過程そのものが瞑想のよう。音も香りも、そして時間の流れすらも、自分の感覚へと集中させてくれる。短いながらも深いリトリート体験だと感じる。

日本茶を深く味わうための、仕掛けの数々


使用される茶葉は、全国の生産者から選び抜かれた高品質なものばかり。温度と蒸らし時間の違いで味わいが大きく変わる日本茶の特徴を生かし、スタッフのガイドのもとで淹れ方そのものを体験できる。

また、抹茶・玄米茶・ほうじ茶・煎茶・和紅茶といったラインナップに加え、手土産にも適した茶パウダーや、抹茶ソフトクリームなどの“お持ち帰り体験”も用意されている。

この店は、茶道の厳格さではなく“楽しむ入口”としての日本茶を提示してくれる場でもある。難しさを取り払い、今のライフスタイルに合ったかたちで「お茶って面白い」と感じさせてくれる。日本茶文化の再発見の場としても、非常に意義深い存在だ。

店舗情報


– 店名:cafe侘び寂び-wabisabi- 東銀座築地店
– 所在地:東京都中央区築地3-17-10 BANHOTEL 11F(築地駅から徒歩2分)
– 営業時間:8:00〜20:00(L.O.19:30)
– 席数:18席(カウンター、テーブル、座敷あり)
– Instagram:wabisabi_cafe_teamatcha

この記事を書いた人

J.S.A Wine Expert / Sake Diploma。酒の香りにとことん弱い。都市とローカルを往復しながら、その土地の一杯に耳をすませている。これまでに開催したワイン会・日本酒会では、のべ5000人以上に酒を注いできた。抹茶の世界にも、静かに足を踏み入れはじめたところ。飲んだ先に広がる世界を求めて、今日も一杯、のち一文。

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