抹茶・日本茶

【SHOGUN】伝統と革新が交差する、インバウンドで話題のプレミアム抹茶シリーズ

日本らしさの新しいかたち、5色のSHOGUN抹茶

老舗茶舗・千茶荘と株式会社トレインが手がける新ブランド「SHOGUN」は、日本の抹茶文化にモダンな革新を加えたプレミアム抹茶シリーズ。外国人観光客を中心に、ロフト銀座・渋谷店で2週間で7,000個を売り上げたという注目商品だ。

パッケージは“白虎・獅子・龍神・雷神・鳳凰”という日本の神話・伝説にちなんだ5種。和紙+金箔+伝統色の組み合わせで、海外から見た「日本らしさ」を鮮烈に可視化。中身はすべて京都・宇治産の高級抹茶。ギフトやお土産としての訴求力も高い。

ラインナップの魅力、味と価格で読み解く

  • 白虎(オーガニック宇治抹茶):自然栽培の宇治抹茶を使用。穏やかで優しい旨味。1,944円(税込)

  • 獅子(茶席用宇治抹茶):お点前でも使われる上質な茶葉。コクと甘みが強い。2,808円(税込)


龍神(金箔入り宇治抹茶):華やかな金箔がブレンドされた、ハレの日仕様の一杯。3,888円(税込)


雷神(宇治 一番摘み抹茶):一番茶のみを使った香り高い抹茶。旨味と甘味が強く贅沢な味わい。5,184円(税込)

  • 鳳凰(最上級 熟成抹茶):長期熟成された最高峰の宇治抹茶。苦味渋みが抑えられ、旨味と甘味が凝縮。10,800円(税込)

価格帯はギフト需要を見据えた高級ラインだが、内容にふさわしい品質。抹茶好きはもちろん、海外からの訪日観光客にも強くアピールする世界観とクオリティを備えている。

「SHOGUN」の魅力を深堀り

パッケージの質感・海外観光客の反応

実際に商品を手に取ると、まず目を引くのが和紙の柔らかさと金箔の艶感。西洋的なラグジュアリーとは異なる、日本的な“静かな高級感”がしっかりとデザインに落とし込まれている。海外観光客からは「ギフト用に追加で購入したい」「まるでアートのようだ」といった声も多く、パッケージだけで“日本らしさ”が伝わる設計になっていると感じる。

コンセプト・視覚・品質が三位一体

一般的な抹茶商品が「健康志向」「和の雰囲気」止まりであることが多い中、「SHOGUN」はコンセプト・視覚・品質の三位一体で構築されているのが最大の強み。特に、日本の神話を象徴するネーミングとビジュアルの組み合わせは、文化的ストーリーテリングとしての完成度が高い。

さらに、茶葉の品質も確か。千茶荘の石臼挽き・一番摘み・熟成抹茶など、抹茶好きにも十分納得のいく構成になっている。

ギフト・土産として贈るならどの銘柄?

  • カジュアルなお土産には「白虎」:オーガニックかつ手頃な価格で、気軽に配れる万能アイテム
  • お祝い事やハレの日には「龍神」:金箔入りの見た目が華やかで、目でも楽しめる
  • 抹茶好きや茶道経験者への本気ギフトには「鳳凰」:熟成された深い旨みは、確実に驚きと感動を与える逸品

抹茶文化をモダンに発信する意義

「SHOGUN」は、“抹茶=渋い”という既成概念を壊しながらも、伝統の技術にはしっかりと敬意を払っている点が素晴らしい。現代的な感性とクラシックな価値観を併せ持った“ハイブリッド型抹茶”だ。

海外で人気の「抹茶味の何か」ではなく、“抹茶そのもの”の魅力をきちんと届ける切り口として貴重な存在。文化の入口としての役割と、味の本質としての価値を両立している点に非常に共感を覚える。

この記事を書いた人

J.S.A Wine Expert / Sake Diploma。酒の香りにとことん弱い。都市とローカルを往復しながら、その土地の一杯に耳をすませている。これまでに開催したワイン会・日本酒会では、のべ5000人以上に酒を注いできた。抹茶の世界にも、静かに足を踏み入れはじめたところ。飲んだ先に広がる世界を求めて、今日も一杯、のち一文。

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